いきなり!ステーキが不振のニュースに想う

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いきなりステーキ

2019年もあと1ヶ月になりました。月日がたつのは本当に早いですね。
常日頃、「~が客離れ」とか「~が絶好調」とか、そういう記事には注目しているのですが、最近盛んに記事を目にするのが、ご存知「いきなり!ステーキ」です。

いきなり!ステーキとは

「いきなり!ステーキ」をご存知ない方のために一応おさらいをしておきますと、ステーキをリーズナブルな価格で立食いスタイルで食べるお店で話題となり、昨今の肉ブームの火付け役となったお店です。

その勢いは凄まじく、1店目開店からたった6年で世界で484店舗まで拡大しました。

不振の理由は自社内競合?

決算資料を見ると、その不振振りが顕著に現れています。既存店売上は前年同期比78.6%、セグメント利益は前年同期比48.1%、キャッシュは期首から9月末で約11億円減少しています。

不振の理由は色々あるのでしょうが、決算資料では自社内競合が大きな要因と分析されているのですが、それをもう少し深掘りしてみたいと思います。

そもそもターゲット層は狭い

マーケティングの観点から見ると、ステーキを好む層って単純に考えて20~50代ぐらいまでの男性って事になると思うのです。
ブームに乗って多少女性客も入ってはいたのでしょうが、安定的に訪れてくれるのはやはり男性ということになるでしょう。

また、ターゲット層の男性としても、家族連れの場合にはなかなか選択枝にはなりづらいと思います。
なぜならメニューのバリエーションが圧倒的に少ないし、小学校低学年くらいまでのお子様には食べづらい。
価格もステーキというカテゴリの中では安いのかも知れませんが、他の外食も含めたら決して安くはないと思います。
むしろ高い部類に入ると言ってもいいでしょう。

立地として最適なのは

そう考えると、出店戦略としては大都市圏のサラリーマンがたくさんいる場所が立地としては最適で、それ以外の場所には出店してもターゲット層自体が少ないという事だと思うのです。

典型的な郊外のいわゆるロードサイドと言われる場所への出店は最悪です。顧客が少ない所に何店舗も出店すれば自社内競合というのも納得がいきますよね。

打開策はあるか?

今後もペースを緩めるとは言え、新規出店はまだ継続する方針のようですが、私は国内において、「いきなり!ステーキ」ブランドでの出店攻勢を続けるのは中々厳しいものがあると思います。

今まで凄いスピードで成長してきた「いきなり!ステーキ」が、今後どんな戦略をとってくるか引き続き注目していきたいと思います。

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